2021年は年明け早々、数年に1度といわれる強い寒波が到来!
日本海側ではすでに大雪に見舞われ、不自由な生活を強いられている地域があります。
と同時に、各地からは「水道が出ません」「水道管が凍ってしまった」の声
顔を洗うことも、ご飯を作ることも、お風呂どころかトイレにも行けなくなり
普段の生活が滞ってしまいます。
もしも水道管が凍ってしまい、水が出なくなってしまった時は一体どうしたらいいの?
そんな時の簡単な対処方法と凍結を予防するための防止策をお伝えします。
どんな時に水道管が凍結する?
そもそもどんな時に水道管は凍結してしまうのでしょうか?
様々な原因は考えられますが、主には気温の急降下が要因となります。
気温の急降下による凍結
建物や水道管の環境によって違いはありますが、一般的に気温が-3度~-4度になると水道管が凍結するということです。
気温がそこまで低くなくても北風の当たるところや、ずっと日陰になっている場所にある水道は凍結しやすくなりますので、氷点下の予報が出たら早めの対策が必要です。
水の動きがないため
水は流れていると凍らないと言われますが、実際には「凍りにくい」ということです。
水温が下がり水の分子がが固まって氷になろうとしても、流れがあると分子が動かされ、結果、水の分子がくっついて固まることができにくくなってしまいます。
よって、水の流れが速ければ速いほど凍りにくくなり、蛇口を開放していない止まっている水は気温の低下とともに凍りやすくなります。
もしも凍結してしまったら…簡単な対処方法
水道管が凍結してしまったら、真っ先に思い浮かぶのが「温める」ということだと思います。
しかし、やり方によっては大変危険な場合がありますので、まずは落ち着き安全な対処法を試みてみましょう!
まずは水道管を「ゆっくり」温める
凍ってしまった水道管は「ゆっくり」温めることが鉄則です。
タオルや布などで水道管を覆い、そこに50度くらいのぬるま湯をゆっくりかけていき、徐々に溶かしていく感じです。
また、ドライヤーやポータブルヒーターなどで「熱い」と感じないほどの温風をあててみるのもいいかもしれませんね。
ただし、あくまでもゆっくりと根気強く作業することをお勧めします。
絶対にやらないで!水道管が凍結したときの注意点
いざ水道管が凍結してしまった時には、単純に「凍ったものを溶かせばいいのでは」…と思い
「熱湯をかければ」とか「ドライヤーの熱風で」と安易に考えてしまう人が多いと思いますが、
それは大変危険です!絶対にやってはいけません!
「熱湯かけ」「ドライヤー熱」が危険な理由とは
凍った水道管を急激に温めてしまうと、水道管の破裂に繋がり大変危険です。
特に古く劣化してしまっている水道管はもろくなっていますので、
沸騰した熱湯をかけたり、ドライヤーの熱風を直接当てたりすると簡単に破裂してしまいます。
一度破裂してしまった水道管はもちろん素人では対処できず、専門の水道業者に修理を依頼することになりますので、結果、修理費がかかり余分な出費となりますし、復旧までの時間も長くなってしまうので注意が必要です。
凍結を事前に防止するには?
水道管が凍結する前に自分でもできる対処法を知っていれば、断然リスクは減ります。
具体的にどんな方法があるのでしょうか?
ほんの少しだけ水を出し続ける
先ほども言ったように、水は流れがなくなると凍りやすくなります。
ならば、気温が急下降して危ないな!と思った日の夜は、各水道から少量の水を流したまま就寝すれば凍結のリスクはかなり軽減できますが、気になるのは水道代です。
少量といえども料金は普段より掛かってしまうので、そんな時は水道から出た水をバケツなどに貯蔵して再利用できるよう工夫をしてみましょう!
水を出しつづっけるのが難しい場所の対処方法
台所やお風呂の蛇口は水を出しっぱなしにすることは可能ですが、トイレはちょっと難しいですよね。
そんな時は、最低気温になる明け方などにお部屋の温度をある程度あげておけば、水道管が凍結するリスクは低くなります。
タイマーなどを活用して、部屋の温度を調節してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
水道が使える、水が出るという当たり前の生活から一転して水道が使えなくなると、
現代人はパニックになってしまいます。
まだまだ厳しい寒さが続くという今冬は、凍結防止対策は今からでも遅くはありません。
予想気温のチェック、凍結予防の確認、もしも凍結してしまった時の対処法を心得て
「水が出なーい」なんてことがないように、この冬は快適に乗り切りましょう!
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